パーソナル辞書は、ユーザ辞書と同様に、翻訳結果に反映させたい固有名詞や専門用語を、辞書データとして登録することができる機能を指します。辞書データは名詞のみ登録することができます。
ユーザ辞書は、組織で活用する辞書データなので誰が翻訳しても同じ表現としたい場合に効果的です。一方、パーソナル辞書は、各個人で辞書データを作成するため、組織で管理されていない、個人でよく使う用語の翻訳に役立ちます。
従来のユーザ辞書機能よりも手軽に、よく使う用語や反映させたい用語の登録・管理が可能になります。
パーソナル辞書は、管理者ユーザが機能を「有効」にすることで利用できます。
「無効」時はパーソナル辞書の機能は開放されないため、「ユーザ辞書」のみを活用したい場合でも安心です。
■パーソナル辞書を利用できる言語方向
日本語⇄英語、日本語⇄中国語(簡体字・繁体字)、英語⇄中国語(簡体字・繁体字)の10言語方向のみです。これ以外の言語ペアでは利用できません。
■パーソナル辞書に登録できる単語数
一つの言語方向につき、100単語まで登録可能です。
(例:日本語→英語で100単語まで、英語→日本語で100単語まで)
<辞書のマッチングの順位>
現在提供しているユーザ辞書のマッチングの優先順位は以下の順で決定されます。
パーソナル辞書の登録内容の優先順位も同様で下記の通りです。
- 文中で先に出現する
- 文字数が多い
ユーザ辞書とパーソナル辞書では同じ用語をそれぞれ異なる訳で登録することが可能です。その場合、ユーザ辞書とパーソナル辞書とを同時に使用する場合には基本的にパーソナル辞書が優先されます。
ただし、以下の場合はユーザ辞書がパーソナル辞書より優先されます。
- ユーザ辞書で登録している文字列がパーソナル辞書で登録している文字列よりも先に出現する場合
- ユーザ辞書で登録している文字列の文字数がパーソナル辞書で登録している文字列の文字数よりも大きい場合
辞書のマッチングの順位についてはユーザ辞書のマッチングの優先順位は?をご覧ください。
お客様の組織全体または部門で使用するユーザ辞書がある場合や使用を指定されたユーザ辞書がある場合は、パーソナル辞書に登録した用語がユーザ辞書に登録されていないことを確認してからご使用ください。
また、パーソナル辞書に登録されている用語が翻訳メモリの一文の一部に含まれていた場合は翻訳メモリが優先されます。